ハムスターブログ🐹〜ハムハムしながら競馬と株を嗜む〜

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競馬初心者必見☆歴代三冠牡馬全7頭大特集④!!

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 引用:http://keiba-hunter.net/?p=4407

 

皆さんこんばんは!

ハム太郎です🐹

 

今回は歴代三冠牡馬特集の第4弾、最終章として最後の1頭を紹介したいと思います!

 

(お時間のある方は是非第1弾〜第3弾もご愛読お願いします(о´∀`о))

 

第1弾

yutaro2050016.hatenablog.com

 

第2弾

yutaro2050016.hatenablog.com

 

第3弾

yutaro2050016.hatenablog.com

 

 

歴代三冠牡馬

 

 

⑦金色の暴君!オルフェーヴル!!

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 父:ステイゴールド

母:オリエンタルアート

三冠達成年:2011年

生涯成績:21戦12勝(12-6-1-2)

総獲得賞金:15億7621万円

 

 

オルフェーヴルは名門サンデーレーシング所属の競走馬であり4歳上の全兄にG1 3勝のドリームジャーニーを持つ超良血馬です。

厩舎もドリームジャーニーと同じ池江泰寿厩舎所属となり、全兄の主戦騎手でもあった池添謙一騎手が手綱を取ることになりました。

オルフェーヴルは他の三冠馬と同様に他を圧倒する強さを持っていましたが、それ以上に競馬

ファンを惹きつけたのはその話題性スター性枠にとらわれない姿だったと思います。

 

デビューは新潟1600m、もちろん池添謙一騎手が跨りました。2番人気に推された同馬は最後の直線で持ち前の末脚を披露し2着に1馬身半差をつけて勝利しました。しかしその後今となっては"オルフェーヴルらしい"出来事が起きました。ゴール後同馬を止めるべく手綱を強く引く池添騎手の制止を振り切り騎手を振り落としました笑 初めてのレース後にも関わらずあれだけパワーが残っていたのかと思うと驚くばかりです。

 

続く2戦目では後にヴィクトリアマイル制覇でG1馬となるホエールキャプチャにクビ差の2着で敗退しましたが、その能力の高さは証明しました。

 

しかし3戦目の京王杯2歳ステークスで気性の強さが仇となりました。後のG1馬グランプリボス、リアルインパクトが競合相手にいる中1番人気に推奨されていましたが、終始前へ前へ行こうとするオルフェーヴルを池添騎手が全力で抑えていましたが全く折り合いがつかず、気付いたら4コーナー、もうその時には使える脚は残っておらずまさかの10着に沈みました。

歴代の三冠馬の中でクラシック前に二桁着順を経験した馬はオルフェーヴルだけです。

続くシンザン記念、きさらぎ賞と上位人気に推されるも勝利まであと一歩届かないレースが続きました。しかし、着実にオルフェーヴルはレースというものに慣れてきて、池添騎手自身もオルフェーヴルの扱いに慣れていきました。

 

そんな中迎えた皐月賞トライアル、スプリングSで成長した姿を見せます。同レースには京王杯2歳ステークスで負けたグランプリボスが出走していましたが道中楽な手応えで4コーナーを回ると強烈な末脚を見せ4レース振りの勝利と皐月賞への優先出走権を手にしました。
 

そして迎えた皐月賞、ここまでの安定しないレース結果かつ、東日本大震災の影響で東京競馬場開催になり同馬にとっては京王杯の大敗があったため当日は4番人気にとどまりましたが、オルフェーヴルには関係ありませんでした。

道中は課題であった折り合いも上手くいき、脚を溜めながら4コーナーを回りました。しかし18頭立てのG1レース、中々前が開かず馬群に包まれてしまいました。そんな中池添騎手は至って冷静でした。それはオルフェーヴルの爆発的な末脚を信じていたからだと思います。我慢して我慢して遂に隙間が空いた瞬間に池添騎手が左ムチを入れると、オルフェーヴルはその合図に応えて抜群な末脚でグングン他馬を交わし、2着に3馬身差の圧勝で1冠目を手に入れました。

 

皐月賞

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皐月賞を勝利し1冠馬として迎えた日本ダービーでもオルフェーヴルはその強さを披露します。

その日はあいにくの大雨で馬場状態は初めての不良馬場。脚質的にも後方からの競馬は得策とは思えない日本ダービーでしたがそんな状況も関係なく横綱相撲を見せました。

最後の直線で隣を走るナカヤマナイトと激しく接触、普通の馬だったら驚きのあまりレースをやめてしまうくらいのハプニングでしたがオルフェーヴルは逆に燃えたのかそこから猛烈な末脚を発揮し、2着のウインバリアシオンに2馬身差をつけて2冠目を手にしました。

この勝利で池江泰寿調教師、池添謙一騎手両者悲願の日本ダービー制覇を果たしました。

 

日本ダービー

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ディープインパクト以来6年振りの三冠達成に向け秋初戦の神戸新聞杯を快勝して菊花賞を迎えました。菊花賞はどの馬にとっても未知の3000mという距離でありオルフェーヴルにとっても折り合いをつけれず体力を消耗してしまっては勝ち目がありません。そこは特に注意しながら池添騎手はレースに臨んでいたと思います。菊花賞では他のレースと異なり4コーナー過ぎた時点で楽な手応えで先頭を走っていました。そんな好位で池添騎手がムチを入れると後方馬をどんどん離していき、後方から先頭を狙っていたウインバリアシオンの追撃を諸共せず、2着に2馬身半差のレコード勝ちで6年振りの三冠馬に輝きました。

菊花賞は本当に強いレースでした。

ですがゴール後またまたハプニングが、、笑

それは新馬戦以来2度目となる池添騎手の振り落としです笑 3000mを走った後のどこにそんな力が残ってるのやら、、、本当に頼もしい競走馬でした笑笑

 

菊花賞

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三冠馬となり3歳世代で敵無しとなったオルフェーヴルは次戦をグランプリレースの有馬記念に決めました。

その年の有馬記念にはG1馬が9頭も出走する超豪華なレースであり、G1 6勝の女帝ブエナビスタとの対戦も実現したことから多くの注目を集めました。

そんな強豪揃いの中オルフェーヴルは1番人気に推奨されました。レースが始まりオルフェーヴルはスタートを出遅れてしまいました。強豪相手にこの出遅れは致命的でしたが、池添騎手は焦ることなく後方でじっと脚を溜めレース展開を伺っていました。3〜4コーナーで追い出しを始め4コーナーを回ったところで名だたる古馬をごぼう抜きし、圧巻の末脚でG1 4勝目を果たしました。当然この年の年度代表馬に選出されました。

 

有馬記念(2011年)

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翌年、三冠馬の始動戦は天皇賞春を見据えて阪神大賞典に決まりました。そのレースでオルフェーヴルらしい"前代未聞の逸走"を見せました笑 年度代表馬の始動戦ということもあり単勝人気1.1倍に推されました。道中は折り合いも良く1周目を過ぎ前目でレースを進めていました。しかし2周目3コーナー辺りで前方を走るナムラクレセントが視界に入るや否や、急に火が付いたのか同馬を交わしに掛かり、その勢いでカーブを曲がりきれず外に大きく逸れてしまいました。誰もが三冠馬の故障という最悪ケースを想像していましたが、外に逸れた後交わされた馬群を見た途端、再度その闘争心に火が付いたのか猛然と追い出しを始めました!外に逸れた分のロスはゆうに200mを超えており、普通の馬だったら競走中止、もしくは完走できれば吉という状況でしたが持ち前の鬼脚を見せ、なんと2着に食い込みました!このレースはオルフェーヴルを語る上ではもちろんのこと、日本競馬史上でも1.2を争う衝撃レースとして今もなお語り継がれています。

 

阪神大賞典

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阪神大賞典"逸走"の疲れをしっかりとった後、目標としていた天皇賞春に挑みました。あの逸走の後でしたが、逆にやはり凄い脚を持っていると期待されたのか単勝1.3倍の断然1番人気に支持されました。スタート後はいつも通り後方から競馬を進め、折り合いも良く至って順調なレース運びでした。しかしそのレースではビートブラックが大逃げを仕掛けており4コーナーを回った時点で先頭とは10馬身以上の差が開いていました。いつものオルフェーヴルなら届く!と競馬ファン誰もが思ったでしょう。

しかし、その日のオルフェーブルはいくら追っても豪快な末脚を見せることはなく1着のビートブラックと1.8秒差の11着に沈みました。

 

秋に凱旋門賞を予定していたオルフェーヴルにとって天皇賞春の大敗は痛手でした。春最後のレースが宝塚記念に決まり、凱旋門賞に駒を進めるには絶対に落とすことのできない一戦となりました。宝塚記念では前走の大敗があったにも関わらず1番人気に推されました。

レースが始まりいつも通り馬群の中で脚を溜めてレースを進めました。4コーナー付近でいつもなら外に出し、まとめて交わす競馬を見せていましたがその日は開催後半のため馬場状態も悪くほとんどの馬が道の良い外側を走る展開となっていました。このままでは大外を回らされてロスが出ると判断した池添騎手は道悪な内を選択するという賭けに出ました。その池添騎手の英断にオルフェーヴルは自慢の末脚で応えました。残り1ハロンで前を走るマウントシャスタを捉えると最後は脚を残しての優勝。有馬記念以来の勝利でG1 5勝目を手にしました。

この勝利により凱旋門賞への挑戦を明確に表明しました。

 

宝塚記念

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夏は休養に充てた後、9月には凱旋門賞トライアルのフォア賞に挑みました。鞍上は凱旋門賞を制覇したこともある名手スミヨン騎手に乗り替わりました。5頭とかなりの少数になったフォア賞でも持ち前の末脚で外国馬を抜き去り、無事前哨戦で勝利を収めました。

勢いそのまま日本競馬界の長年の夢である凱旋門賞に挑みました。

あのディープインパクトでも勝てなかった凱旋門賞に、、、挑む!

スタート直後、スミヨン騎手は内に進路をとることで折り合いをつける作戦に出ました。その作戦は功を奏ししっかり脚を溜めることができました。フォルスストレートを抜け後方2.3番手から外に進路をとり手綱を持ったまま馬なりで順位を上げるオルフェーヴル。残り300mから追い出しを図ると200m地点では先頭に躍り出てその差をぐんぐん離して行きました!この時日本にいる誰もがオルフェーヴルの勝利を確信しました。しかし、後方からオルフェーヴルに離されることなくある一頭が忍び寄っていたのです。そう、優勝したソレミヤです。ピタッとマークしていたソレミヤは最後の直線で内に寄れるオルフェーヴルの隙をついて末脚を伸ばし残り50mの所でオルフェーヴルを差し切りました。あと50m短ければ、、、テレビの前で歓喜から絶叫に突き落とされたのを今でも覚えています。日本の現役最強馬でも勝てなかった、、、凱旋門賞は手が届きそうで届かない名誉あるレースだと思い知りました。

 

凱旋門賞(2012年)

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帰国後すぐにジャパンCへの出走を決めました。同レースの注目は何と言ってもその年に三冠牝馬に輝いたジェンティルドンナとの史上初の三冠牡馬VS三冠牝馬が実現するという点でした。現役最強馬対決に沸く中、レースが始まりました。ジェンティルドンナが前目で競馬を進める中、オルフェーヴルはいつも通り後方から2.3番手でレースを進めました。4コーナーを回って先に抜け出したのはジェンティルドンナ。遅れてオルフェーヴルが追い出しに掛かりました。残り1ハロンのところで馬体を併せた激しい叩き合いが繰り広げられました。オルフェーヴルの気性の強さもさることながら、ジェンティルドンナの男勝りな一面も垣間見ました。馬体を当てられ外に寄れた差だったのか、オルフェーヴルはハナ差でジェンティルドンナに敗北しました。あんなにすごい叩き合いを始めて目の当たりにして競馬の楽しさを改めて体感した名レースでした。オルフェーヴルは敗北しましたが、斤量差が4㎏あったことを考えると負けて強しの内容でした。

 

ジャパンC

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凱旋門賞挑戦やジャパンCでの死闘を経験し精神的にも体力的にも消耗した1年でしたのでその年の有馬記念は回避し、翌年3月の産経大阪杯を始動戦としました。

産経大阪杯はG2ながら天皇賞春のステップレースの為、G1馬多く集まるレースではありましたが現役最強馬の力を発揮して2着のショウナンマイティに半馬身差まで迫られましたがしっかり勝ち切りました。

前哨戦を勝ちきり5歳シーズンを順調にスタート出来たかと思いきや、天皇賞春回避、続く宝塚記念も肺出血の為回避が発表され、春のレースを一度も走ることなく9月のフォア賞への直行が決定しました。

 

前年に引き続きフォア賞では圧倒的な1番人気に推奨され、オルフェーヴルはその期待に勝利という形で応えました。

そして、いよいよ前年の雪辱を晴らすべく凱旋門賞へ挑みました。鞍上は前年と同じく名手スミヨン騎手が選ばれました。

戦術は前年と同じくフォルスストレートを抜けるまでは馬群の中で脚を溜め最後の直線で勝負を掛ける戦法を取りました。フォルスストレート付近から最終4コーナーにかけて虎視眈々と進路が開くのを狙っていましたが中々開きません。激しく馬体を当てながらようやく抜け出した時には2.3馬身前を早めに抜け出したトレヴが悠々と逃げ切りを図っていました。結局その差を縮めることは出来ず、トレヴに5馬身差をつけられて2着で入線しました。

日本が誇る現役最強馬が世界の壁に2年連続跳ね返され、日本人誰もが世界の壁の高さを痛感しました。しかし、あの世界最高峰のレースである凱旋門賞で2年連続2着という成績は今までに日本馬が打ち立てたことのない誇れる結果でした。

 

凱旋門賞(2013年)

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帰国後年内の引退が決まっていたオルフェーヴルはその最終戦を有馬記念に決めました。

もちろん鞍上は辛苦を共にしてきた池添騎手でした。そして最後のレースの幕が切って落とされました。当然のように年末のグランプリレースのため出走メンバーも豪華でした。しかし、そんなことを感じさせない他を圧倒する競馬を見せました。4コーナー手前で既に先頭に躍り出るとそこからは悠々横綱相撲で後方馬をどんどん離して行きました。

"最後のレースくらい思い切り走らせてやろう"

そんな池添騎手の思いが伝わったのか本当にのびのびとターフを走り抜けました。蓋を開けてみると2着のウインバリアシオンに8馬身差をつけ自身最大着差で有終の美を飾りました。

引退馬が決定している馬にあの走りを見せられ、まだまだ底を見せていない気がしてなりませんでした。

実力はもちろんのこと、常に話題性があり競馬ファンを魅了してきた"金色の暴君"は有馬記念をもって引退しました。

 

有馬記念(2013年)

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そんなオルフェーヴルも今となっては種牡馬として活躍しています。今年の3歳馬が種牡馬として初年度になりますが初年度から2歳女王ラッキーライラックや皐月賞馬エポカドーロを輩出しており、その活躍も流石3冠馬といったところです!

 

オルフェーヴルが他の3冠馬と違っている点は阪神大賞典の暴走や凱旋門賞のハナ差負けなど負けて強しの競馬が印象的なところだと思います。特に凱旋門賞2年連続2着は本当に悔しかったですが、この想いを種牡馬として引き継いでもらいオルフェーヴルの子が凱旋門賞制覇をする日が来るのを期待して待ちたいと思います!

 

 

4記事に渡る歴代三冠牡馬特集は以上になります!どの馬にもそれぞれの歴史やライバルとの激戦、ドラマがあってこうして振り返ってみると非常に楽しかったです(o^^o)

近い将来、歴代の三冠馬を凌ぐような三冠馬が誕生するのを期待して待ちたいと思います!

 

今度は

歴代三冠牝馬

について書いていきたいと思います!

今年は6年ぶりにアーモンドアイが三冠を達成しましたので記事を書くのが楽しみです(*^o^*)

時間がある時に書いていきますので楽しみにお待ち下さい(о´∀`о)

 

 

長文ご愛読ありがとうございました😊